マジック・イン・ムーンライト

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今回は、僕の大好きな監督ウディアレンの映画を紹介したいと思います!

ストーリーとしては、皮肉屋な天才マジシャン(コリン・ファース)が、インチキ霊能占い師(エマ・ストーン)のタネを見破ろうとして一緒に過ごすうちに、逆に霊って本当にいるんじゃないか?と思うようになり、占い師自身にも惹かれちゃう・・・って話です。

トリック映画とラブコメディが上手く混ざった映画になっています。

ウディアレンはいろんな題材をコメディに仕上げるのが本当に上手。

例えばギャングモノ×コメディ(ブロードウェイと銃弾)とか、SF×コメディ(スリーパー)とか、ミステリー×コメディ(マンハッタン殺人ミステリー)とか、どんなジャンルでも彼の手にかかればお洒落でアホらしいコメディになっちゃうんですね。

ウディアレンの魅力は語れば止まらなくなってしまうので、話を本題へ戻します。

この映画の魅力は何と言っても

「とにかくお洒落」

これに尽きるでしょう!

 

まず舞台は南フランス。

庭にプールがあったり、テニスコートがあったりするようなコートダジュールの大豪邸と、自然豊かなプロヴァンスの家を行き来するのですが、そのどちらも美しい!

降霊会が開かれる部屋の前室なんかは、中世ヨーロッパにアジアのオリエンタルな雰囲気が混ざり合っていて、それが主人公のヨーロッパ人でありながら中国人に扮するマジシャンである事を表現(考え過ぎかもしれませんが)していたり、非常に凝ってる。

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ファッションもみんな素敵です。

コリンファース演じる主人公は、伝統的な英国紳士を体現する3つボタンのツイードジャケットや、ホワイトのベスト、スラックスに敢えてブラックのブレザーで外すスタイルが堪りません(後半で完成した3ピースも拝めます)。

一方エマストーン演じる占い師は、カントリーな雰囲気のブラウスとスカートがメインなのですが、僕が個人的に大好きなのが、赤い襟のセーラーブラウスにネイビーのベレー帽を合わせたマリンスタイル!

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なんですか!このキュートさは!こんな格好されたらそりゃ惚れますわ!

と言うかエマストーンが可愛過ぎますね、ミステリアスな雰囲気に、アメリカの田舎娘の一面が垣間見えちゃうところとか・・・。

音楽も素晴らしい。

全編に陽気なジャズが流れており、なんとも洒脱な雰囲気を醸し出していますが、この映画の舞台(1920年代)では、劇中のセリフを借りればまさに「ホットなミュージック」、イケてる流行曲と言う事なんですね。

時代性にマッチした音楽をチョイスする部分にも、監督のセンスの良さが光ります。

一方で冒頭マジックを披露する場面や、主人公が眠れずにベッドでタバコを吸うシーンではクラシック音楽が使われており、主人公の頭の固さを表現しています(冒頭で流れる「春の祭典」は名曲ですが!)。

 

見た目ばかりにとらわれてしまいますが、脚本もとってもよくできています。

無神論者で合理主義者の主人公が、占い師と一緒に過ごすうち、自分の考えが間違っていたのでは、とついに認めるのですが、自分のアイデンティティが崩壊した先にあるのは、意外にも絶望ではなく希望だったんです。

ん?これってめちゃめちゃ哲学の話?

ニーチェ(ドイツの有名な哲学者)のセリフがところどころに散りばめられていて、かなり哲学的な側面もあります。

ストーリーの基盤に哲学的テーマがありつつ、それをお洒落な雰囲気と軽快なジャズ、そしてお決まりのギャグで決して人には押し付けない、

そんなところもウディアレン映画の魅力の一つです。

そしてしっかりトリック映画としてのどんでん返しと、その向こうにさらなるどんでん返しが待っています笑

(あくまでライトなどんでん返しですが笑)

ラストのシーンも、なんとも可笑しくてロマンチックで、グッと心掴まれます!

映画はprimeでいつでも観れます。

お洒落でロマンチックで、くすりと可笑しいウディアレンワールドをご堪能あれ!

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